Wikipedia【ヒューマンビートボックス】のページの定義と解説について、大幅な加筆修正をいたしました。(2017年5月10日)

今後、議論が深まることを期待しています。

詳しくは→こちらをご覧ください。


上記のレクチャーコンサートは終了しました。
上記のレクチャーコンサートは終了しました。

最近の研究か

 

『ヒューマンビートボックスの技法に関する一考察〜ビートボクサーへの聞き取り調査とワークショップを通して〜』

A report of potential of “HumanBeatBox” (札幌国際大学紀要第43号 2012)

 

◇要約:アメリカのストリートカルチャーを発祥とするヒューマンビートボックスは、音楽表現の新しい可能性をもっている。その音は、舌や歯、唇といった口のあらゆる部分や鼻腔を使って発せられる。ヒューマンビートボックスの音は、楽器の音の単なる模倣に留まらず、新しく音楽を作り出していくことができる。そして、メロディーやリズムをたった一人の人間で演奏できるという特徴をもっており、超絶技巧を伴う演奏は、エンターテイメントとしても興味深い。本稿は、日本ビートボックス選手権2011の優勝者である和田辰也と女性ビートボクサーの中尾藍へのインタビューと彼らによるワークショップに基づき、ヒューマンビートボックスの様々な可能性を探った。その結果、ヒューマンビートボックスという概念の捉え方や技法の多様性が明らかとなった。

 

◇Abstract

“HumanBeatBox”(HBB) is a new style of musical expression and it is a form of musical street culture. The sound is created from the human mouth(tongue, teeth, lip) and nostrils. The sound is not only mimic of the various instruments but also material of music. HBB is a technique that can play music, feel free to rhythm and melody alone. In addition, a virtuoso of HBB is interesting as a show. In this report, "TATSUYA" (Tatsuya Wada: 2011JAPAN BEATBOX CHAMPIONSHIP Winner) and "AIBO" (Ai Nakao:famous female beatboxer) on the basis of interviews and workshops, to report on the potential of HBB. As a result, the fundamental techniques and variety of HBB was revealed.

 

※「略歴・研究業績」のページから抜き刷りをダウンロードできます。

 

 

■『音楽表現の新たな素材としての模倣音の探究〜非言語音による直接的模倣音のための発音器官の使い方〜』(音楽表現学 vol.7 2009)

 

 ヒューマンビートボックスあるいは、ヴォーカルパーカッションと呼ばれる人たちが演奏する非言語音による「直接的模倣音」を含む音楽は、すでに一つの音楽ジャンルを形成していると言えよう。本論は、音楽表現の新たな素材としての可能性を秘めていながら、これまで殆ど研究対象となることが無かった、非言語音による「直接的模倣音」を調査・採取し、音響的特徴を分析した結果、「直接的模倣音」は「ノイズ音」「母音性の喪失」「特有の奏法」という三つの構成要素によって形成されているという結論を得た。この三つの構成要素に対応する発音器官の使い方を探り、記述することを通して、特定ジャンルの技法であった非言語音による「直接的模倣音」の発音法を一般的な演奏技法として捉え直し、非言語音による「直接的模倣音」を音楽表現の新たな素材として位置づけた。(本文要旨より)

 ※詳細については、筆者または日本音楽表現学会にお問い合わせください。

 

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2010年 わくわくフェスティバルより
2010年 わくわくフェスティバルより

■日本語歌唱を語る観点についての一考察〜母音の感覚の検討を通して〜(音楽表現学 vol.5 2007)

 

 管楽器の教則本の冒頭には、必ずロングトーンのトレーニングが設定されている。ロングトーンがその楽器で目指す音色を創り、安定した響きを獲得するために有効だと考えられているからである。また、実際の演奏の中では「歌うように演奏しなさい」という例えが使われることも多い。それだけ歌うことは音楽表現の基礎を成す要素を含んでいるからである。一方、歌声は楽音としての音を届けることと、言葉としての意味やニュアンスを伝えることの両面を併せ持っている。しかし、日本語歌唱の歌声づくりに関する研究は決して十分とは言えない状況にある。本稿では、その原因は日本語歌唱を語るための観点が共通基盤に立っていないからではないかと考えた。そして、共通する観点として母音の感覚に着目することにした。本稿は日本語歌唱を語るための観点に関する試論である。(本文要旨より)

 

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