◇科研費基盤研究(C)一般で『学校教育におけるヒューマンビートボックスの指導でのオノマトペの活用法の研究』を研究中です。(2019〜2021年度) 課題番号19K02799


【更新情報】

NEW◇北海道新聞7月3日付夕刊コラム『魚眼図』に「音のスケッチ」というテーマのコラムが掲載されました。(下にスクロールすると記事が掲載されています。)

 

◇お詫び:コラム『出会いふれあい語り合い』は、コロナ禍による大学の遠隔授業の準備(毎週『8時だよ全員集合』の準備をするくらいの忙しさ)のために、現在休止しています。再開は8月以降の見込みです。ネタはたくさん用意していますので、どうぞご期待ください!

 

6月14日(日)高崎市で開催予定だった日本音楽表現学会は、誌上発表に変更になりました。予定していた『口だけで音楽を創ろう楽しもう~日本を代表するボイパとビートボクサーを迎えて』というワークショップについては、扱いをどうするか改めてお知らせします。

 

◇『日本におけるヒューマンビートボックスの概念形成〜世界的な潮流と日本人ビートボクサー“Afra”との関わりから〜』の全文を主要論文ダウンロードリンクからご覧いただけるようになりました。→こちら

 

◇エレクトーンシティ誌第80号に寄稿しました。エレクトーンと人間とのハイブリッドな関係性という観点から書いてみました。ビートボクサーの皆様に是非読んでいただきたい記事です。(このページのトピックスで紹介) 


成立背景が異なるヒューマンビートボックスとヴォーカルパーカッションをシームレスに研究しています。

 

◆シームレスに研究するとは?

 ヒューマンビートボックスもヴォイスパーカッションも、人間の発話器官(身体)から発せられる様々な音(音声)で創造される声楽以外の音楽表現であるという点では共通しています。ただ、これらの音楽表現が成立してきた背景、発音技法や演奏スタイルには違いがあり、同じものとして捉えていくことはできません。一時期はこれら二つを包含して呼ぶ「身体楽」という造語も考えましたがご批判も多く、中国人留学生(内モンゴル自治区)の留学生からは「身体が楽になることかと思った」、あるビートボクサーからは「無理にまとめている感がする」といった声も頂戴しており、もっと適切に語ることができる用語を世界中から探しています。

 

◆世界的にはヒューマンビートボックスで統一概念化が始まっている?

 ヒューマンビートボックス、ヴォーカルパーカッション(以下、ボイパ)は、HUMANBEATBOX.COMなどの海外のコミュニティサイトでは、すでにヒューマンビートボックスという用語で統一概念化が始まっている様子も見られます。しかし、日本国内では、海外と異なる発展の歴史があることから、ヒューマンビートボックスとボイパを明確に区別すべきとの考え方も根強いです。一方、生まれたときからインターネットの動画環境があった若い世代は、ヒューマンビートボックスとボイパの区別などをあまり気にしないとする向きもあり、世代間の意識の差が見られるのも、新興文化ならではの特徴と言えるでしょう。詳しくは、『日本におけるヒューマンビートボックスの概念形成~世界的な潮流と日本人ビートボクサー“Afra”との関わりから』をご覧ください。

 

◆日本語歌唱からオノマトペ、直接的模倣音を経てヒューマンビートボックスへ

 私たちは日本語を話しますが、その発音の仕方や歌での扱い方は千差万別で、特に教育を受けたことがないという方も多いようです。そこで、私は「日本人なら、日本語の発音をきちんと理解して話したり、歌ったりすることが大切。特に子どもにとって一番最初の先生になる可能性が高い学生たち(=保育者)なら、なお大切」と考え、日本語歌唱に関する指導法、特に母音の扱いについての研究を進めてきました。そして、研究を進めるうちにオノマトペの可能性について意識するようになり、それが口で表現される直接的模倣音への関心に繋がりました。

詳しくは、「これまでに寄せられた質問」に掲載しています。

 

◆ヒューマンビートボックスとボイパを、学校教育の現場へ

 ヒューマンビートボックスやヴォーカルパーカッションに代表される口を使った直接的模倣音は、研究領域としては未開拓です。私は、その技法や新たな表現方法を研究しています。人間の肉声が持っている生々しさ、表現力の豊かさといったものを、これからも研究し、教育現場に還元していきたいと考えています。


【トピックス】

NEW北海道新聞2020年7月3日(金)夕刊コラム『魚眼図』に、「音のスケッチ」という内容で書いてみました。ヒューマンビートボックスもヴォーカルパーカッションも、そして、「水曜日のカンパネラ」のコムアイさんのこの時代の歌も、私には「音のスケッチ」のように聞こえてきます。たまには都会の喧噪を離れ、自然の音をスケッチしに出かけませんか。


HBCラジオ『カーナビラジオ午後一番』3月12日放送①13:50、②14:50

 取材に訪れた波多野アナウンサー(写真右)が、「ボイパで中継をしてみたい」というとディレクターに願い出たのがきっかけで、私の研究内容と、特設ページ「考えよう臨時休校」を取り上げてくれました。

 波多野アナウンサーご自身は、ヒューマンビートボックスやボイパのインターネット動画で育ったという世代。動画を見て一人で練習をして色々な音を出せるようになったとのこと。番組の中では、ご自身の演奏も披露してくださいました。

 一方、2回目の放送では、今子どもたちとその保護者が直面している「臨時休校」という状況にどう立ち向かうかという内容を取り上げ、完璧な答えを求めるのではなく、まずは現状を受け入れる「仕方ない」という選択肢ももつことの大切さを、学生からのLINEで学んだことをお話しさせてもらいました。


◇エレクトーシティ誌第80号に寄稿しました。

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エレクトーンと人間とのハイブリッドな関係性『ロングクリスマスディナー』
2019年12月14・15日に札幌市教育文化会館小ホールで指揮したオペラの中で、模倣を超えた存在へと昇華したエレクトーンについて書いています。模倣から始まったヒューマンビートボックスを考える上で参考となれば幸いです。
エレクトーンシティ第80号寄稿.pdf
PDFファイル 3.6 MB

【これまでのトピックス】

◇『学校の先生のためのヒューマンビートボックス』講座は、再開時期は未定です。

◇トップページの題名に「ヴォーカルパーカッション」を加えました。

◇日本語オペラに関するインタビューを受けました。詳しくは→こちら

◇北海道新聞夕刊の文化欄『魚眼図』というコラムで、ヒューマンビートボックス関連の話しを連載中です。