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北海道新聞夕刊コラム『魚眼図』に「人材の”地産地消”」を寄稿しました。

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成立背景が異なるヒューマンビートボックスとボーカルパーカッションをシームレスに研究しています

 

コラム&動画“Human Voice”好評公開中!

 ビートボクサーAFRAさん、すらぷるためさん、ボイパのKAZZさん、奥村さん(おっくん)と、ボイパ研究家でご自身もボイパをなさるkazumaさんこと杉村一馬さんによるコラム&動画です。日本におけるヒューマンビートボックスやボイパの黎明期の話や昨今のボイパとビートボクサーの新たな潮流、ハイブリッド化、指導法やこれからの発展などを、Zoomインタビュー形式でコラムと動画にまとめました。どうぞお楽しみください!

 ※科研費・基盤研究(C)(2019〜2022年度:課題番号19K02799)の助成を受け、『学校教育におけるヒューマンビートボックスの指導でのオノマトペの活用法の研究』というテーマで研究中です。(コロナ禍による研究遅延のため、研究期間の1年延長が認可されました)

 

◆シームレスに研究するとは?

 ヒューマンビートボックスもボーカルパーカッションも、人間の発話器官(身体)から発せられる様々な音(音声)で創造される声楽以外の音楽表現であるという点では共通しています。ただ、これらの音楽表現が成立してきた背景、発音技法や演奏スタイルには違いがあり、同じものとして捉えていくことはできません。一時期はこれら二つを包含して呼ぶ「身体楽」という造語も考えましたがご批判も多く、中国人留学生(内モンゴル自治区)からは「身体が楽になることかと思った」、あるビートボクサーからは「無理にまとめている感がする」といった声も頂戴しており、もっと適切に語ることができる用語を世界中から探しています。

 

◆世界的にはヒューマンビートボックスで概念の統一化が始まっている

 ヒューマンビートボックス、ボーカルパーカッションは、HUMANBEATBOX.COMなどの海外のコミュニティサイトでは、すでにヒューマンビートボックスという用語で概念の統一化が始まっている様子も見られます。しかし、日本国内では、海外と異なる発展の歴史があることから、ヒューマンビートボックスとボイパを明確に区別すべきとの考え方も根強いです。一方、生まれたときからインターネットの動画環境があった若い世代は、ヒューマンビートボックスとボイパの区別などをあまり気にしないとする向きもあり、世代間の意識の差が見られるのも、新興文化ならではの特徴と言えるでしょう。詳しくは、『日本におけるヒューマンビートボックスの概念形成~世界的な潮流と日本人ビートボクサー“Afra”との関わりから』をご覧ください。

 

◆日本語歌唱からオノマトペ、直接的模倣音を経てヒューマンビートボックスへ

 私たちは日本語を話しますが、その発音の仕方や歌での扱い方は千差万別で、特に教育を受けたことがないという方も多いようです。そこで、私は「日本人なら、日本語の発音をきちんと理解して話したり、歌ったりすることが大切。特に子どもにとって一番最初の先生になる可能性が高い学生たち(=保育者)なら、なお大切」と考え、日本語歌唱に関する指導法、特に母音の扱いについての研究を進めてきました。そして、研究を進めるうちにオノマトペの可能性について意識するようになり、それが口で表現される直接的模倣音への関心に繋がりました。

詳しくは、「これまでに寄せられた質問」に掲載しています。

 

◆ヒューマンビートボックスとボイパを、学校教育の現場へ

 ヒューマンビートボックスやボイパに代表される口を使った直接的模倣音は、研究領域としては未開拓です。私は、その技法や新たな表現方法を研究しています。人間の肉声が持っている生々しさ、表現力の豊かさといったものを、これからも研究し、子どもから大人まで様々に楽しめる音楽表現として、教育現場に浸透させていきたいと考えています。


観光学部では音・音楽と地域振興を研究します

ヤバいぞ北海道!「ヤバい」を「ヤバいい」に!

 国土交通省によれば2015年に約538万人だった北海道の人口は、2030年には500万人を割り込むと予想(※)されています。奇しくも新幹線が札幌まで延伸してくる年です。538万人って、ノルウェーと同じ人口です。国レベルの人口が住んでいながら急激に人口が減少していくのです。実は大変な事がすでに起きているのです。にもかかわらず、北海道は未だに補助金体質から抜けられません。自立できていないのです。

  社会人のスタートが生涯学習のまち上士幌の高校教員だったこともあり、私は22歳から音楽によるまちづくり・ひとづくりに携わってきました。上士幌町教育委員会の社会教育課長(現町長)の竹中貢さんの薫陶を受け、私は補助金に過度に頼らないまちづくり・ひとづくりを音楽を通して実践してきました。

2022(令和4)年度から札幌国際大学観光学部へ異動になったことを機に、念願だったミュージック・ツーリズムの研究・教育に深く関われるチャンスが巡ってきました。

 本当の還暦は未だ少し先ですが、もう還暦がきてしまったようなものです。初心に戻り、音・音楽の楽しさを伝えていくだけでなく、まちづくり・ひとづくりへの貢献も目指していきます。北翔大学では引き続き教員養成にも関わらせていただきます。今後とも本ウエブサイトをよろしくお願いします。

 

※国土交通省『北海道の人口動向等について』2020(令和2)年6月15日から引用


※北海道新聞夕刊コラム『魚眼図』は別ページに移動しました。